忠魂碑
ちゅうこんひ
概要
美里児童園の隣接地に位置し、戦前の美里尋常高等小学校の敷地内にあたります。1937(昭和12)年に竣工しました。
忠魂碑は国の為に戦争で犠牲となった兵士の魂を供養する意味で全国各地の学校や役場の敷地内に建てられました。戦前の軍国主義思想のシンボルとしての役割を果たし、戦争の犠牲者が相次ぐ中で全国各地に建立されていきました。
沖縄市の忠魂碑はコンクリートで造られており、砲弾の形をしています。碑正面に文字が2か所あり、中央部分に「忠魂碑」その脇には「陸軍大将井上幾太郎書」と筆耕者名が刻まれています。
県内において奉安殿と共に保存されている事例は沖縄市だけなので、平和を考えるうえでもきわめて重要な文化財であるといえます。