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鼈甲櫛・笄

べっこうくし・こうがい

概要

鼈甲櫛・笄

べっこうくし・こうがい

その他 / 明治

明治時代/19世紀

鼈甲

櫛3.1×8.6・笄長17.1 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-1-240

独立行政法人日本芸術文化振興会

鼈甲製、半京形の挿櫛と笄の揃いである。半京形の櫛は明治30年代後半に東京で流行し、当時の商品広告にも多く見られる。利休形に似るが山がやや高い。笄には黒い斑があり、江戸ではこれを「ばらふ」と呼び、京・大坂では「もく」あるいは「ふ」と呼んだことが『守貞謾稿』に記される。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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