第13回国民体育大会記念切手シート
だい13かいこくみんたいいくたいかいきねんきってしーと
概要
昭和33年(1958)に開催された第13回国民体育大会の記念切手シートである。
切手は4枚5列の20枚で、目打ちがある。バドミントンの女性選手とウエイトリフティングの男性選手の絵が印刷された5円切手が交互に並んでいる。
各切手左上部に「日本郵便」、右側に「5」、下部に「1958」「第13回国民体育大会記念」とある。切手シートの上部には「第13回国民体育大会記念」、下部に「大蔵省印刷局製造」とある。未使用。
この大会で、県内では夏季・秋季大会が開催され、富山市ほか19市町で30競技が行われた。市内では、中川町に建設した県営高岡水泳場(平成6年の市美術館新築移転に伴い二上へ移転)で水泳競技が開かれた。
【第13回国民体育大会】
昭和33年(1958)に開催された冬季・夏季・秋季の国民体育大会。
冬季大会スケート競技会は1月22日から同26日までの5日間にわたり岩手県盛岡市で、スキー競技会は2月27日から3月2日までの4日間にわたり北海道札幌市で。夏季大会は9月14日から同17日までの4日間にわたり滋賀県琵琶湖と本県の高岡市・福野町・立山町で。秋季大会は10月19日から同23日までの5日間にわたり県内20市町で開催された。
夏季・秋季大会の開催は本県で初めてだった。3季大会を通じ32競技とオープン競技2種目を実施、各都道府県の代表延べ1万8608人が参加した。
富山県での国体開催が決まるにあたっては、それまで国体が地方持ち回り開催のため、開催地が必要以上の施設を造る傾向が生じ、地方財政を圧迫するとの意見が閣議で取り上げられた。しかし、地方持ち回り開催は、国体という行事が国家的見地でスポーツ振興に役立つ大きなメリットがあることから、地方財政に影響を与えないことを条件に開催が決定された。本県では、既存施設をフルに活用するとともに、民泊で歓迎をするなど全県民挙げて大会運営に取り組んだ。以後、第13回富山国体は「地方開催のモデル国体」と呼ばれるようになった。
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