『サークル村』創刊号表紙
概要
「『サークル村』創刊号の表紙は『地下戦線』のそれと異なり、真正面から捉えられた坑夫は作品を見る側の視線を真直ぐに見詰めている。1955年以後は、このような非常に単純化された人間像が真正面から描かれるようになる。これらの作品の背景には闇が広がるが、不思議と影はない。暗闇の中に、人間自体が光を発していると解釈できる。若しくは見ている自分の頭にキャップランプが灯り、相手の顔を照らすことで影を一面的に追い払っているとも言える。[中略]しかし縁を通じて気持ちが惹かれたとしても、当たり前ではあるが相手は作品であるが故に、それは解決に至らないまま、見る側は取り残される。見ている現在と見られている過去という境界線が不確定になることは、作品のノスタルジーの一つの原点であり、その現在と過去が、目の前に離別する時代に生きていた千田と上野の抱えている大きな問題でもある。」
(ジャスティン・ジェスティー、徳永恵太 共著「千田梅二論」『ヤマ>の美術・写真・グラフィック・映画 : '文化'資源としての<炭鉱>展 』目黒区美術館、2009年、13頁)
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