金剛峯寺金堂及び根本大塔 根本大塔
こんごうぶじこんどうおよびこんぽんだいとう こんぽんだいとう
概要
金剛峯寺金堂及び根本大塔 根本大塔
こんごうぶじこんどうおよびこんぽんだいとう こんぽんだいとう
和歌山県
昭和/1937
鉄骨鉄筋コンクリート造及び木造一部鉄骨造、建築面積526.04㎡、多宝塔、本瓦形銅瓦葺
1棟
和歌山県伊都郡高野町大字高野山
重文指定年月日:20241209
国宝指定年月日:
宗教法人金剛峯寺
重要文化財
高野山開創以来、1200年以上にわたり連綿と保持されてきた金剛峯寺壇上伽藍の中核をなす堂塔。金堂は昭和7年の再建。設計は建築家武田五一と建築史家天沼俊一。耐火のため鉄骨鉄筋コンクリート造とした主体部を木部で覆い、伝統的な木造寺院建築にみせる先駆的な大規模堂宇で、天沼による造形は様々な時代の意匠を折衷する。根本大塔は大型の多宝塔で、昭和12年の再建。武田と天沼による設計。文献や礎石の実測から創建時の姿を目指した先進的な復元建物。鉄骨鉄筋コンクリート造に木造を取り合わせて伝統的な形姿に整え、高さ48mに及ぶ巨大な駆体を実現した構法は、金堂をさらに洗練させたもので、高い技術力が認められる。