七絶
しちぜつ
概要
富山県初代県令の国重正文の漢詩「孤亭翼々枕渓陰/一雨忽過涼満林/晩倚欄干呼小酌/輿然気味所秋深」(七言絶句)である。本紙右上に関防印「半潭秋水一房山」、左下に落款「半山」、朱文円印「松下菴」、白文方印「游戯翰墨」がある。外題「国重半山先生 孤亭之詩」。絹本墨書。シミが若干見受けられるものの状態は良好である。
・国重正文 くにしげ-まさぶみ
1840-1901 明治時代の官僚,教育者。
天保11年10月15日生まれ。もと長門(山口県)萩藩士。内務省にはいり,明治16年富山県初代県令,19年官制改定で知事,21年社寺局長。26年国学院院長となった。明治34年10月27日死去。62歳。通称は篤次郎。号は半山。
〈講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plus〉2024.11.19アクセス
【主要参考文献】
・講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plus
・『富山大百科事典』上巻、北日本新聞社、1994年