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鼈甲櫛

べっこうくし

概要

鼈甲櫛

べっこうくし

その他 / 江戸

江戸後期~明治初期/19世紀

鼈甲

3.0×10.1 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-1-152

独立行政法人日本芸術文化振興会

鼈甲製、品川利休形で親歯が広い挿櫛である。品川利休形は、『玳瑁亀圖説』によると弘化年中(1845~9)に流行したとされる。黒い斑があり、江戸ではこれを「ばらふ」と呼び、京・大坂では「もく」あるいは「ふ」と呼んだことが『守貞謾稿』に記される。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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