鼈甲櫛
べっこうくし
概要
鼈甲製、品川利休形で親歯が広い挿櫛である。品川利休形は、『玳瑁亀圖説』によると弘化年中(1845~9)に流行したとされる。黒い斑があり、江戸ではこれを「ばらふ」と呼び、京・大坂では「もく」あるいは「ふ」と呼んだことが『守貞謾稿』に記される。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
べっこうくし
鼈甲製、品川利休形で親歯が広い挿櫛である。品川利休形は、『玳瑁亀圖説』によると弘化年中(1845~9)に流行したとされる。黒い斑があり、江戸ではこれを「ばらふ」と呼び、京・大坂では「もく」あるいは「ふ」と呼んだことが『守貞謾稿』に記される。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
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