石斧
せきふ
概要
縄文時代草創期の大型石斧。ほぼ全面が研磨されてはいるものの、剥離面の凹凸は残っており、未完成品の可能性もある。刃部には研磨後、製作当初に近い時期に生じたと思われる剥離痕を持つ。この時期の日本列島で発達する大型石斧と大型石槍を持つ文化は、シベリア・極東ロシア地域から伝わったと言われる。両者は祭祀具と考えられ、弥生時代の青銅器の祭器化現象を考える上でも興味深いものである。本体裏面墨書「明治四十五年夏/本郡日橋村地内/小川中/ヨリ/發見/ス/紫水」。
せきふ
縄文時代草創期の大型石斧。ほぼ全面が研磨されてはいるものの、剥離面の凹凸は残っており、未完成品の可能性もある。刃部には研磨後、製作当初に近い時期に生じたと思われる剥離痕を持つ。この時期の日本列島で発達する大型石斧と大型石槍を持つ文化は、シベリア・極東ロシア地域から伝わったと言われる。両者は祭祀具と考えられ、弥生時代の青銅器の祭器化現象を考える上でも興味深いものである。本体裏面墨書「明治四十五年夏/本郡日橋村地内/小川中/ヨリ/發見/ス/紫水」。
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