文化遺産オンライン

隷書七言聯

れいしょしちごんれん

概要

隷書七言聯

れいしょしちごんれん

/ / 中国

伊秉綬筆

制作地:中国

清時代・18~19世紀

紙本墨書

(各) 縦131.2 横22.0

2幅

【1枚目】伊秉綬@いへいじゅ@(字組似@そじ@、号墨卿@ぼくけい@)は寧化(福建省)の人。乾隆54年(1789)に進士に及第し、恵州(広東省)・揚州(江蘇省)の知事となり、善政と清廉な人柄から民衆に慕われ、君子の評判を得たと言います。詩書画篆刻を善くし、書はとりわけ隷書に独自の様式を創出しました。

【2枚目】本作でも見られるように、伊秉綬の隷書には、漢隷特有の波勢@はせい@や波磔@はたく@がありません。装飾性を一切排除した線で、文字内外の余白の均整をはかって書き進めています。ユーモラスとも言える造形に、素朴で雄大な趣が漂うように思われます。

隷書七言聯をもっと見る

伊秉綬筆をもっと見る

東京国立博物館をもっと見る

キーワード

隷書 / 秉綬 / / China

関連作品

チェックした関連作品の検索