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潘敦仔行楽図(模本)

ぱんとんしこうらくず

概要

潘敦仔行楽図(模本)

ぱんとんしこうらくず

絵画 / 中国

制作地:台湾

19世紀後半~20世紀初頭、原本:18~19世紀

紙本着色

本紙:縦199.5 横91.0 本体:縦239.5 横106.5 軸幅113.1

1幅

阿敦とは台中市にあった岸裡社の頭目(リーダー)だった潘家の第三代・潘敦仔(?ー1771、ハン ドンサイ)のこと。官服像とは違い、自身の出身である平埔族の居住地で、閑適に過ごす姿で描かれています。程江(広東省)の楊天儒なる人物によって賛がなされていますが、程江は客家【はっか】の居住地であることからも、当時多く台湾に移住してきた客家の知識人と、最も漢化した原住民である平埔族の交流が行われていたこともわかります。原本は國立故台湾歴史博物館にありますが、明治年間より伊能嘉矩(いのう かのり)(1867ー1925)ら日本の民族学者によって台湾原住民の調査が行われていました。これは、明治四十年に台湾総督府から寄贈された資料の一部です。

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キーワード

台湾 / 初頭 / 後半 /

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