花鳥
かちょう
概要
服部雪斎は江戸時代後期から動植物や魚介類の写生画を得意とし、武蔵石寿編の貝譜『目八譜』や森枳園編『半魚譜』の精密な挿図で知られる。維新後は「写真画」を得意としたと言い、博物局に出仕して啓蒙的な図譜類の原画を描いた。
伝統的な花鳥画の形式をとるが、細い描線と綿密な明快な賦彩によってそれぞれの対象がきわめて強い印象を与える。在外の「花鳥図」(ニューオーリンズ美術館所蔵)などとともに数少ない雪斎による単体の作品の遺例である。
かちょう
服部雪斎は江戸時代後期から動植物や魚介類の写生画を得意とし、武蔵石寿編の貝譜『目八譜』や森枳園編『半魚譜』の精密な挿図で知られる。維新後は「写真画」を得意としたと言い、博物局に出仕して啓蒙的な図譜類の原画を描いた。
伝統的な花鳥画の形式をとるが、細い描線と綿密な明快な賦彩によってそれぞれの対象がきわめて強い印象を与える。在外の「花鳥図」(ニューオーリンズ美術館所蔵)などとともに数少ない雪斎による単体の作品の遺例である。
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