4号機関車
よんごうきかんしゃ
概要
茨城県内最古の私鉄として明治33年(1900)に開業した龍崎鉄道(現・関東鉄道竜ヶ崎線)で運行していたC形タンク蒸気機関車である。大正14年(1925)に川崎造船所兵庫工場で製造され、昭和40年(1965)12月に現役の座を退くまでの約40年間にわたり多くの旅客や貨物を運び、走行距離は24万8115キロメートルに及ぶ。昭和46年(1971)10月に廃車となった後、観光開発のために沖縄県久米島に売却され、分解されて船で運ばれていくことになっていたが、当時の龍ケ崎市がその歴史的価値を惜しみ、交渉の末、久米島への発送前に買い戻された。その後、市内姫宮町にある児童公園内に展示されていたが、平成2年(1990)の歴史民俗資料館開設に伴い、同館施設内に移され、現在に至っている。