絹本著色三十番神像
けんぽんちゃくしょくさんじゅうばんしんぞう
概要
絹本著色三十番神像
けんぽんちゃくしょくさんじゅうばんしんぞう
岐阜県
室町後期/1549
30柱の神々を5行・6列に配する。神々は男神・女神・鬼人形であらわされ、いずれも三曲屏(あるいは鳥居)を伴った座具に坐し、各神の傍には金泥地の短冊形が添えられ、「一日 熱田大明神」のように、担当日と神名が墨書されている。神々の上方には、題目(「南無妙法蓮華経」)を墨書する扁額と、日月が配される。
一部に顔料の剥落や擦過があるものの、保存状態は概ね良好であり、制作当初のすがたをよく保っている。図様は他の三十番神像とも共通する部分が多い。三曲屏の画中画や衣服の文様など、繊細で装飾性に優れた要素が多分に認められる。
80.2×34.0cm
1幅
岐阜県岐阜市矢島町1丁目55番地
岐阜市指定
指定年月日:20150407
法華寺
有形文化財(美術工芸品)
法華寺伝来