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春日神社本殿

かすがじんじゃほんでん

概要

春日神社本殿

かすがじんじゃほんでん

建造物 / 江戸 / 近畿 / 大阪府

大阪府

江戸/1720

檜皮葺で妻入の二間社入母屋造、正面千鳥破風、向拝軒唐破風付きの2殿を相の間をとって南北に並べ、その間に棟をかけ、正面全体に庇を付けて連結した「比翼入母屋造」という珍しい形式である。浜縁や屋根が連続しているので、2つの春日造社殿を並列した比翼春日造のように見える。屋根形態は正面側は隅木入り春日造と同じ形式で、2殿とも妻側に木連(きづれ)格子(ごうし)を入れ、蕪懸魚鰭付を打つ。身舎の組物は禅宗様の三斗組・実肘木付である。当社本殿には極彩色、壁画が良好に遺存している。現在の極彩色、壁画の下には、以前の極彩色、壁画が部分的に確認されることから、少なくとも一度は描き直されているものと考えられる。

高さ13.42m。正面梁行の柱間は全体で5間、本殿部分の柱間は3尺2間の等間とし、相の間も3尺である。側面の柱間は各4.9尺、向拝の出は3.9尺である。

1棟

大阪府東大阪市吉田2-6-23

大阪府指定
指定年月日:20150403

宗教法人春日神社

有形文化財(建造物)

当社本殿の棟札は残っていないが、『示申録』に享保5年(1720)の「再興」時の棟札の文言が写されている。これは表記や記載内容を見る限り、正確に写されているものと判断される。また、建築様式からの考証でも、18世紀前期に位置づけられる。

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本殿 / / / 殿

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