星宮信仰資料
ほしのみやしんこうしりょう
概要
星宮神社に伝わる木造蔵王権現像二体(うち一体は神体)は大峯山信仰の主尊、大型の十一面観音菩薩、阿弥陀如来、聖観音菩薩の懸仏は白山信仰の三尊を構成したもの、懸仏のうち多数を占める虚空蔵菩薩懸仏と木造虚空蔵菩薩坐像(神体)は、鎌倉中期以降の虚空蔵菩薩信仰の隆盛を示すものである。
これらをはじめとして同社に伝わる懸仏や仏像等は、平安時代から室町時代にかけて、同社が山岳信仰の霊場として、虚空蔵菩薩信仰を中心としながら、多彩な信仰を展開していたことを物語る。