萩月図襖
はぎつきずふすま
概要
鈴木其一は、江戸琳派の画家酒井抱一(松平不昧と懇意だった姫路藩主酒井忠以の弟)の弟子である。白と薄紅色の穂を付け、しなやかに枝を垂れる萩が、夜風に揺られているさまが描かれている。楕円形に欠けた月が浮かぶ、絹地の画面全体に銀泥を掃くことにより、鈍く柔らかい月光に満たされた無限の空間をつくりだしている。萩の花房と葉を、色調を変えながら緻密に描き分けるところに、其一の繊細な感覚がうかがえる。
所蔵館のウェブサイトで見る
公益財団法人 東京富士美術館はぎつきずふすま
鈴木其一は、江戸琳派の画家酒井抱一(松平不昧と懇意だった姫路藩主酒井忠以の弟)の弟子である。白と薄紅色の穂を付け、しなやかに枝を垂れる萩が、夜風に揺られているさまが描かれている。楕円形に欠けた月が浮かぶ、絹地の画面全体に銀泥を掃くことにより、鈍く柔らかい月光に満たされた無限の空間をつくりだしている。萩の花房と葉を、色調を変えながら緻密に描き分けるところに、其一の繊細な感覚がうかがえる。
所蔵館のウェブサイトで見る
公益財団法人 東京富士美術館文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs