西別湿原ヤチカンバ群落地
にしべつしつげんやちかんばぐんらくち
概要
・ヤチカンバはカバノキ属ヒメカンバ節に属する低木性のカンバで、氷河期の遺存種と考えられ、日本においては希少で特異な北方系湿性低地ツンドラ低木です。
・これまでに国内で確認された自生地は、北海道の更別村と別海町の2か所のみです。
・高さは1~2メートル、幹は灰褐色で光沢があり、若い枝には白い粒状の腺点があります。葉は長さ1.5~4.5センチメートル、幅1~2.8センチメートル、楕円形~広楕円形で、基部は広いくさび形をしています。