伝法衣
でんぽうえ
概要
伝法衣
でんぽうえ
京都府
南宋、鎌倉
中央部が狭く、左右の丈が長い九条袈裟。台裂の上に縁、条葉、角帖を重ねて縫い合わせ、田相部を作る。
(九条袈裟)
縦126.0 横343.0/縦150.0 横356.5/
縦129.7 横374.0/縦141.0 横328.5/
縦134.1 横324.0
(附掛絡) 縦70.0 横44.5
(附帽子) 縦55.0 横30.0
(附袈裟包)縦69.5 横73.0
(附伝衣箱)縦42.5 横85.0 高46.0 (㎝)
京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527
重文指定年月日:20120906
国宝指定年月日:
登録年月日:
宗教法人東福寺
国宝・重要文化財(美術品)
東福寺開山円爾にまつわる伝法衣として、延宝五年(1677)銘のある伝衣箱に一括して保管されてきた袈裟五領。田相、条葉、縁などの裂に、南宋、鎌倉時代と考えられる紗、羅、綾、刺納、錦などを用いており、中世染織を考えるうえで重要な遺例である。