餞別
せんべつ
概要
本書は、佐賀藩士山本常朝が養子に迎えた山本吉三郎(権之丞)に対し、正徳5年(1715) 江戸屋敷の御使者番に任ぜられた際に与えた自筆の教戒状。「養生肝要、…(中略)…無病になくては御奉公成就なるべからず、これ兼ねて身持ち心持ち次第に成る事なり」などと激励。冒頭は「我等所存相続が第一の孝行に候」で始まるが、この餞別も空しく権之丞は同年に江戸で病死した(38歳)。その跡は藩士永山九右衛門貞清の弟が継ぎ、山本常皎(神右衛門・傳左衛門)と名乗った。
せんべつ
本書は、佐賀藩士山本常朝が養子に迎えた山本吉三郎(権之丞)に対し、正徳5年(1715) 江戸屋敷の御使者番に任ぜられた際に与えた自筆の教戒状。「養生肝要、…(中略)…無病になくては御奉公成就なるべからず、これ兼ねて身持ち心持ち次第に成る事なり」などと激励。冒頭は「我等所存相続が第一の孝行に候」で始まるが、この餞別も空しく権之丞は同年に江戸で病死した(38歳)。その跡は藩士永山九右衛門貞清の弟が継ぎ、山本常皎(神右衛門・傳左衛門)と名乗った。
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