脚折の雨乞行事
すねおりのあまごいぎょうじ
概要
脚折の雨乞行事は、鶴ヶ島市脚折地区に伝わる巨大な蛇体を用いた雨乞いの行事で、竹や麦藁などで作られた蛇体を大勢の男性たちが担いで地区内を練り歩いた後、池の中に入れて降雨や五穀豊穣を祈願するものである。
我が国の雨乞行事の典型的な要素をよく伝えている関東地方の大規模な雨乞い行事であり、今日では少なくなりつつある生業に関わる共同祈願の行事としても注目されることから、我が国の生業に関する信仰や年中行事の変遷を考えるうえで貴重である。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
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