梨子地矢筈蒔絵鞍・鐙
なしじやはずまきえくら・あぶみ
概要
総体梨子地。鞍の前輪・後輪の表面には数本の矢羽を、金平蒔絵・高蒔絵、金切金、金貝などを用いて表わす。鐙の表は鞍と同文同技。但し胸の上部の梨子地は金粉の平目地様を呈し、中央部は錫粉の梨子地とするため、古作を後世に再加飾した可能性がある。踏み込みの内部は朱漆塗。居木裏面に黒漆書「文禄五年申卯月日(花押)」あり。
なしじやはずまきえくら・あぶみ
総体梨子地。鞍の前輪・後輪の表面には数本の矢羽を、金平蒔絵・高蒔絵、金切金、金貝などを用いて表わす。鐙の表は鞍と同文同技。但し胸の上部の梨子地は金粉の平目地様を呈し、中央部は錫粉の梨子地とするため、古作を後世に再加飾した可能性がある。踏み込みの内部は朱漆塗。居木裏面に黒漆書「文禄五年申卯月日(花押)」あり。
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