赤穂の製塩用具
あこうのせいえんようぐ
概要
我が国における代表的な伝統的製塩法には、入浜塩田と揚浜塩田がある。赤穂市をはじめとした瀬戸内海沿岸地域では広い砂州と潮汐干満の大きな差を利用した入浜塩田が盛んに行われてきた。入浜塩田は、海水を水路で導入し、砂面に滲透させて製塩するものであり、赤穂は瀬戸内海沿岸地域の入浜塩田の代表的なものの一つであった。
この資料は、赤穂市域で使用されてきた入浜塩田での製塩用具一式を収集したものである。入浜塩田がほとんどみられなくなった現在では貴重な収集である。