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王勃集巻第二十九残簡

おうぼつしゅうまきだいにじゅうきゅうざんかん

概要

王勃集巻第二十九残簡

おうぼつしゅうまきだいにじゅうきゅうざんかん

その他 / / 関東 / 東京都

東京都

1巻

東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19800606
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

王勃集は唐代前期の文人王勃の詩文集で、旧三十巻あったが、宋、元時代以来中国では逸書になっている。わが国には巻第二十八が上野家に、巻第二十九、三十が東京国立博物館に所蔵され、いずれも国宝に指定されている。本巻は東京国立博物館所蔵本の巻第二十九に接続し、同巻の巻尾に当たるもので、本文第一行の「過淮陰謁漢祖廟祭文奉 命作」は、東博本巻第二十九、巻首目次第七項の「祭高祖文一首」に相当する。巻尾には「興福/傳法」の朱方印が捺され、東博本と共にもと興福寺に伝来したことを伝えている。なお、紙背は東博本に接続する四分戒本略の断簡である。

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