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蒔絵二重短刀箱〈内箱桐繁/外箱歌所菱〉

まきえにじゅうたんとうばこ

概要

蒔絵二重短刀箱〈内箱桐繁/外箱歌所菱〉

まきえにじゅうたんとうばこ

工芸品 / 安土・桃山 / 東北 / 山形県

山形県

桃山

合い口造りの短刀箱。黒漆塗りの全面い荒い金粉を蒔き付けた桐紋を並列させ、合い口の立ちあがりには特色ある一種の唐草を描き、精巧な金の菊形紐金物を打つ。内部は厚く蒔いた梨地で、そこに金銀粉蒔放しの菊花を散らす。外箱は深蓋造で、生地蝋色塗とし、これに金粉の蒔放しで中心に菊紋のある菱形格子を表す。

縦44.8  横8.7  高8.1 (㎝)

1組

公益財団法人本間美術館 山形県酒田市御成町7-7

重文指定年月日:19520329
国宝指定年月日:
登録年月日:

公益財団法人本間美術館

国宝・重要文化財(美術品)

外箱の異国的な意匠と内部の和風の取り合わせ、あるいはそれらの文様の構成並びに表現は、いかにも非凡であり、桃山時代の最も異色ある優作といえよう。
この箱は、豊臣秀吉より伊達政宗に贈った鎬藤四郎の短刀を納めたものと伝える。

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