短刀〈無銘正宗(名物庖丁正宗)/〉
たんとう(むめいまさむね(めいぶつほうちょうまさむね)
概要
短刀〈無銘正宗(名物庖丁正宗)/〉
たんとう(むめいまさむね(めいぶつほうちょうまさむね)
東京都
鎌倉
平造、庵棟、重ね甚だ薄く、身幅広く、寸詰り、僅かに反る。鍛板目、地沸厚くつき、地景入る。刃文湾れに耳形の刃を交え、表裏に洲を焼き、匂口冴えて小沸よくつき、金筋かかる。帽子乱込み突き上げごころに僅かに返る。茎生ぶ。先栗尻。鑢勝手下がり。目釘孔一。
長21.8 反僅か 元幅4.8 (㎝)
1口
公益財団法人永青文庫 東京都文京区目白台1-1-1
重文指定年月日:19370525
国宝指定年月日:19521122
登録年月日:
公益財団法人永青文庫
国宝・重要文化財(美術品)
相州正宗の作で、その異風な姿から包丁正宗と号し、享保名物帳に所載がある。出来が優れ正宗の作風を良く示す一口で、一時は安国寺恵瓊の愛刀であった。