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金銅孔雀文磬

こんどうくじゃくもんけい

概要

金銅孔雀文磬

こんどうくじゃくもんけい

工芸品 / 鎌倉 / 九州

福岡県

鎌倉/1213

銅鋳製鍍金。上縁左右に各三弧を、下縁に五弧を連ねた蓮弧式山形磬である。縁は厚く、稜部を削いで断面は八角状をなす。両面の中央に八葉複弁の蓮華形撞座を高肉に鋳表し、表にはその左右に片足を挙げて立つ総体する孔雀を、裏には銘文を鋳出している。また、上縁左右の中弧頂部に蓮実形鈕を鋳出している。表の撞座の左右および左裾部に追刻銘がある。

高16.7㎝ 最大幅27.9㎝ 縁厚1.3㎝ 胎厚0.3㎝ 重量1470.0g

1面

九州国立博物館 福岡県太宰府市石坂4-7-2

重文指定年月日:19790606
国宝指定年月日:
登録年月日:

国(文化庁)

国宝・重要文化財(美術品)

形姿・製作技法共に優れて時代の特色を示すもので、かつその銘により基準作としても貴重である。銘文中の伊豆御山は、熱海走湯権現伊豆山神社のことで、藤原光員は源頼朝の挙兵に応じて戦功があった武将である。

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キーワード

撞座 / / 鋳る / 孔雀

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