津久見扇子踊り
つくみせんすおどり
概要
津久見市域のお盆の供養踊りの演目の一つとして、扇子踊りが舞われてきた。この扇子踊りは4種類確認されており、そのうち津久見・青江・下浦地区で踊られているものが該当する。
踊り手は、浴衣、足袋、帯、襦袢、必要に応じて編み笠を被り、扇子をもつ。一方、地方は着物を着て、三味線・尺八・太鼓・小太鼓で音頭を担当する。踊りの振り付けは、勇壮な武士の所作を、扇子を巧みに操ることで表している。例えば、騎馬武者の手綱さばきや勝ち鬨の声、合わせ鏡の所作などを取り込み、優雅で格調高い踊りとなっている。