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花白河蒔絵硯箱

はなしらかわまきえすずりばこ

概要

花白河蒔絵硯箱

はなしらかわまきえすずりばこ

工芸品 / 室町 / 関東 / 東京都

東京都

室町

甲を盛った入角胴張形、被蓋造りの硯箱。身の中央に金銅提手付水滴と入角形の硯を嵌めるが、左右の懸子は欠失する。総体は黒漆塗。蓋表に研出蒔絵で桜樹下にたたずむ狩衣姿の人物と「花」「白」「河」の文字を表し、蓋裏と身の内側に桜花を散らしている。

縦22.7 横20.9 高5.2 (㎝)

1合

東京都港区南青山6-5-1

重文指定年月日:19530331
国宝指定年月日:
登録年月日:

公益財団法人根津美術館

国宝・重要文化財(美術品)

『新古今和歌集』藤原雅経の「なれなれてみしは名残りの春ぞともなど白河の花の下蔭」に因んだ意匠である。研出蒔絵に、蒔暈かしや絵梨子地風の手法、描割の手法を効果的に駆使した表現となっている。

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キーワード

硯箱 / / 蒔絵 / 懸子

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