宗隣寺庭園
そうりんじていえん
概要
S49-5-149宗隣寺庭園.txt: 臨済宗宗隣寺方丈の北側にあり、書院に面する築山泉水庭で、竜心庭と称している。南面する丘陵に立石を置いて中心とし、脚下にソテツを群植し、その下に池に向かって枯滝を組んである。池中には8個の中型の立石を2条の夜泊石風に配置して特有の意匠を作り出している。
全体として均整のとれた構成をもちその景観は立体的である。宗隣寺は、寛文10年(1670)領主福原広俊が、当時荒廃していた普済寺の池に開創したといい、その原形は南北朝時代まで遡ることとなるが、当時の寺院の書院庭園としての様式をよく保存している優秀な作品と認められる。