稲積島暖地性植物群落
いなづみじまだんちせいしょくぶつぐんらく
概要
S46-01-029[[稲積島]いなづみしま]暖地性植物群落.txt: 熊野灘に面する[[周参見]すさみ]湾の中央にある約4ヘクタールの小島で、防波堤によって陸地と繋がっている。周囲の崖地と西斜面を除き、スダジイを優占種とし、タイミンタチバナ・イヌマキ・イスノキ・モッコク・ヒメユズリハ等の暖地性広葉樹林であって、林間のカズラ類、林床のシダ植物もよく発達している。
かつて本島は、本州においてはまれにみるオオタニワタリの自生地として有名であったが、乱採されて戦後は完全に姿を消してしまった。すさみ町では、町内等に保有されているオオタニワタリを島に植え戻すことを計画している。