雷神山古墳
らいじんやまこふん
概要
台地の上に存する前方後円墳でほぼ南面している。墳丘は主軸の長さ約168メートル、後円部の径約85メートル、高さ約8.5メートル、前方部の径約87メートル、高さ約5メートルを有する宏壮なもので、前方部は比較的低平であり、後円部は三段に築成され、周囲に掘の跡も残っている。東北地方においてこの種の壮大な前方後円墳がほぼ旧規をとどめて存することは稀有の例であり、学術上の価値が高い。なお、この古墳の北方に接近して小塚と称せられる二段築成よりなる円墳が存する。
昭和43年、既指定地に堀跡・土塁などの遺構と北方にある小古墳と思われるものが追加された。