秋田のイタヤ箕製作技術
あきたのいたやみせいさくぎじゅつ
概要
秋田のイタヤ箕製作技術は、イタヤカエデを横、フジを縦にしてござ目に編み、縁にU字に曲げたネマガリダケを取りつけた箕を製作する技術で、それぞれオエダラ(太平)箕、クモシカリ(雲然)箕として知られてきた。
箕は我が国では古くから農作業などに使用されてきた用具で、タケ、フジなどを材料としたものが多いが、タケ類のほとんど自生しない東北地方北部ではタケ以外の植物を利用する箕の製作技術が見られる。イタヤカエデを主材料に箕を製作する本件は、その典型例の一つといえる。
(※解説は指定当時のものです)
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