群馬県平井一号墳出土品
ぐんまけんひらいいちごうふんしゅつどひん
概要
本件は群馬県藤岡市平井一号墳から出土した古墳時代の資料である。
石室内の出土品には金銀装環頭大刀・銀象嵌円頭大刀各一口、金環一五箇等が良好な状態で遺存していた。とくに装飾大刀二口は拵や鞘の木質部分もよく遺存し、打ち出し技法で唐草文を描く鞘金具等が美しい。また、鋤・鍬・鑿を象った鉄製模造品も各一箇ずつ、須恵器の長頚壺も三箇分が出土した。さらに弓の部品と思われる両頭金具九箇、挂甲の小札残欠や馬具残欠一括もあるが、これらはそれぞれ一領分に組み立てることができない。
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国指定文化財等データベース(文化庁)