旧鶴岡警察署庁舎 旧鶴岡警察署庁舎
つるおかけいさつしょちょうしゃ きゅうつるおかけいさつしょちょうしゃ
概要
旧鶴岡警察署庁舎は,地元の大工高橋兼吉が棟梁を務め明治17年11月に竣工し,その後,昭和32年に現在地に移築保存された。
建物は,桁行18.2m,梁間12.9m,木造2階建,宝形造,桟瓦葺で,正面1階には玄関ポーチ,2階にはベランダを突出して設ける。
旧鶴岡警察署庁舎は,欧化政策が積極的に進められた山形地方の擬洋風建築を代表する建物の一つである。
和風と洋風の要素を巧みに融合させており,明治前期に各地の工匠によって建設された擬洋風建築の一つの到達点を示すものとして,価値が高い。