石巻山石灰岩地植物群落
いしまきさんせっかいがんちしょくぶつぐんらく
概要
石巻山は標高約400米主に千枚岩から成り、これを貫いで中央に突出する帽状の石灰岩塊上にはイワツクバネウツギ、イワシモツケ、ミツバベンケイソウ、クモノスシダ等を生じ、山腹はアオキ、カラタチ、ムクゲの混淆叢で、タチバナ、ビワ、マメガキ、フユザンショウ、アツパツルウメモドキ、ミヤマウグイスカグラ、アリドウシ、チョウセンマユミ等が混生し石灰岩地の特殖な植物景観を現わしている。タチバナ、カラタチは本邦における自生の北限にあたるものと認められる。