五所神社の御田植神事
ごしょじんじゃのおたうえしんじ
概要
年のはじめに、その年の豊作を祈願して、田作りのさまを演じる予祝の芸能である。佐渡にはこの種の芸能が数か所に存在していたのであるが、現在では、当地と畑野町大久保の白山神社に田遊神事として伝承されるのみである。芸能は、二月六日、五所神社の社殿で演じられ、苗取り式、朝飯の式、田打ちの式、大足の式、田植の式、夕飯の式の順で進行する。これに奉仕するものは宮方と称する人達で、「大足引き」と称するもの一人と、「代人【しろうと】」六人の合計七人である。宮方の七人は麻裃を着用して、神前に向かって左側に「大足引き」を筆頭に着座して御田植神事をつとめる。
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