旧遠江国報徳社公会堂(大日本報徳社大講堂) 旧遠江国報徳社公会堂(大日本報徳社大講堂)
きゅうとおとうみのくにほうとくしゃこうかいどう(だいにほんほうとくしゃだいこうどう) きゅうとおとうみのくにほうとくしゃこうかいどう(だいにほんほうとくしゃだいこうどう)
概要
旧遠江国報徳社公会堂は,掛川城の北東に,二宮尊徳の教えを体系化した報徳思想を普及・啓蒙する中心拠点として建設された。
明治35 年7月に着工し,同年10 月10 日上棟,翌36 年4月5日に竣工した。
公会堂は,正門の奥に東面して建ち,桁行20m,梁間15.8m,木造2階建,入母屋造,桟瓦葺で,伝統的な木造建築の形式・技法によりながら,1階が和風,2階が洋風の特徴ある外観をもつ。内部は81 畳敷で吹抜の大広間を中心に,正面には演壇,2階三方には吊り構造の桟敷さじきを設けている。
わが国近代における大規模で特徴ある形式をもつ和風集会施設として重要である。
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