開拓使三角測量勇払基点
かいたくしさんかくそくりょうゆうふつきてん
概要
・明治6年(1873)、北海道開拓使は、北海道地図を作成するために米国人技術者(ジェームス・アール・ワッソンを測量長として)による三角測量を開始し、勇払と鵡川に測量基点を設置しました。
・勇払基点では、勇払から沼ノ端に向かう道路ぞいの公園内に、高さが0.9メートル、一辺が17メートルの盛土があり、その中央に基点を示す銅棹(指標)の付いた花崗岩の石柱(30.3センチメートル四方)が埋められています。
・勇払基点は、北海道における最初の三角測量の基点跡として、北海道史上及びわが国の測量史上貴重な史跡です。なお、鵡川基点は、現在不明となっています。