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桐矢襖文辻ヶ花染道服

きりやぶすまもんつじがはなぞめどうふく

概要

桐矢襖文辻ヶ花染道服

きりやぶすまもんつじがはなぞめどうふく

工芸品 / 安土・桃山 / 近畿 / 京都府

京都府

桃山

肩を紫、裾は萌黄に染め、胴部を白生地のままとする。肩に五つの桐紋と、胴部に紫、萌黄、縹の三色を混えて花の咲く桐をいわゆる辻が花染めによって表し、裾に矢襖を配す。裏地は濃い露無地の平絹を用い、薄く絹綿を納める。

身丈115.1 裄57.9 袖丈54.5 袖幅20.3 (㎝)

1領

京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527

重文指定年月日:19531114
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

紫、白、濃萌黄三段の簡明な染め色の対照を主調に、肩と裾に配された静的で均整のとれた文様に対し、胴部の動的な桐紋を配するなど、桃山時代のおおらかで洗練された感覚を示している。
東北の戦国大名でのちに盛岡藩主となった南部信直(1546~99)が,天正18年(1590)豊臣秀吉の小田原攻めの際に参陣したときに長途の労を多として与えられたという。

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