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馬郎婦(めろうふ)

概要

馬郎婦(めろうふ)

日本画

小林古径  (1883-1957)

コバヤシ、コケイ

昭和18年/1943

彩色・紙本・額(アクリル等)・1面

72.0×89.5

右中央に印章

戦艦献納展 帝室博物館表慶館 1944

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小林古径(1883−1957)
KOBAYASHI,Kokei
馬郎婦(めろうふ)
Merofu: The Goddess of Mercy Incarnate
1943(昭和18)年
紙本彩色・額装 72.0×89.5㎝
戦艦献納展(帝室博物館表慶館 1944)

「馬郎婦」は馬郎婦観音の略称。三十三観音のうちの一観音。仏教を広めるため、美女に姿を化して現世に登場した観音。美女ゆえに、現世の求婚者が多かった。多くの求婚者のなかに、法華経を誦する者がいる。馬氏の郎、であった。馬氏の郎への美女の嫁入りが決まる。が、婚礼の夜、美女が、急死。悲嘆に暗れる馬氏の郎に、美女の由緒を老僧が説く。美女を埋めた墓を開けてみる。すると、美女は、黄金の骨、と化していた。本図は、以上の説話に由る。美女を、唐俑に擬し、線描も色彩も苦心し、馬郎婦の高貴さを的確に表わす試み。

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キーワード

戦艦 / 表慶 / Senkan / Kennoten

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