絵画 / 江戸
江戸時代の木挽【こびき】町狩野派に伝来した模本。中国の文人が愛蔵の青銅器を観賞する場面を描いたものですが、日本では画の意味が誤解され「骨董舗図」と呼ばれました。原本は南宋・13世紀に活躍した劉松年筆と伝わっていますが、実際は明・15~16世紀の作品と考えられます。(川村佳男氏執筆)
虎渓三笑図(模本)
狩野雅信模、原本:劉俊筆
戸山御地取図(模本)
模者不詳 原本:狩野〈晴川院〉養信筆
雪景山水図(模本)
狩野養信模写、原本:伝梁楷筆