綾本著色法華経絵〈(旧宇佐八幡神輿障子絵)/四曲屏風〉 りょうほんちゃくしょくほけきょうえ

絵画 / 鎌倉

  • 大分県
  • 鎌倉
  • 一双
  • 大分市歴史資料館 大分県大分市大字国分960-1
  • 重文指定年月日:19790606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 大分市(大分市歴史資料館)
  • 国宝・重要文化財(美術品)

本図はもと大分宇佐に鎮座する宇佐八幡【うさはちまん】の神輿【しんよ】三基に取付けられていた障子絵九面(一基向・左・右三面)のうち残る八面を屏風装に仕立てなおしたものである。同社の本地仏【ほんじぶつ】である釈迦が、むかし霊鷲山【りようじゆせん】で法華経を説いたという託宣にもとづいて、釈迦説法図および法華経二十八品中より方便品【ほうべんぼん】、譬喩品【ひゆぼん】、提婆達多品【だいばだつたぼん】、寿量本【じゆりようぼん】、厳王品【ごんのうぼん】を選び描いたものである。記録や画風から徳治二年(一三〇七)に作成されたとみられ、鎌倉時代の神輿障子絵の稀有な遺例として貴重である。

綾本著色法華経絵〈(旧宇佐八幡神輿障子絵)/四曲屏風〉

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