網代柳橋蒔絵文庫(編地柳橋四ツ目紋蒔絵文庫)
あじろりゅうきょうまきえぶんこ(あみじりゅうきょうよつめもんまきえぶんこ)
工芸品 漆工 / 江戸
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江戸時代
- 縦43.0.横31.5.高12.2
- 1
- 香川県高松市
- 香川県立ミュージアム
細く薄く削った竹を網代に編んで木製の箱のおもてにかぶせ、漆で加飾した文庫である。表面全体は茶系の漆地とし、蓋おもて中央には大きな金の四ツ目家紋をすえ、これに重ねるように金銀の蒔絵で華やかな柳橋図を展開させている。文庫内部は黒漆地とし、蓋うらに弦月を銀蒔絵であらわす。伝来は不明であるものの、その画題は近世の絵画や工芸によく登場する「柳橋水車図」に基づくものであり、さらに桜花を散らすなど独自性ももちあわせた意匠となっている。