絵画 / 安土・桃山
貞観十一年に起源をもつ祇園御霊会【ぎおんみたまえ】は、室町時代より洛中洛外図の中に重要な主題として描かれてきたが、独立して取り扱われるようになったのはやや遅れて桃山時代からであり、本図はその最も古様な遺品の一つである。右隻に山鉾巡行、左隻に神輿還幸を慶長ごろの京町屋の景観中に描いている。
紙本金地著色日吉山王祭礼図〈/四曲屏風〉
紙本金地著色日吉山王・祇園祭礼図〈土佐光茂筆/六曲屛風〉
土佐光茂
紙本著色洛中洛外図〈六曲屏風〉