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相川鶴子金銀山-鶴子銀山

あいかわつるしきんぎんざん つるしぎんざん

主情報

記載物件名
相川鶴子金銀山-鶴子銀山

解説

詳細解説

16世紀半ばに採掘が始まった鶴子銀山は、西三川砂金山と同様に16世紀末に本格化し、採掘・選鉱・製錬の一連の工程の基礎が確立しました。鶴子銀山では、地表面に露出する鉱脈を掘削する「露頭掘り」、幅の狭い鉱脈を追いかけて掘り進む「ひ追い掘り」から複数の鉱脈を目がけて水平に掘る「坑道掘り」へと採掘法が変遷しました。掘り出した鉱石を砕いて選別する「選鉱」、化学的に処理して金属を取り出す「製錬」(鉛を用いた灰吹法)などの痕跡も残り、鉱山技術の導入・工程の確立期の状況がわかります。