世界遺産と無形文化遺産
大森勝山遺跡
おおもりかつやまいせき
主情報
- 記載物件名
- 大森勝山遺跡
解説
岩城山麓につくられた大規模な環状列石
詳細解説
岩木山麓の丘陵上に立地する環状列石を伴う祭祀遺跡です。環状列石は、円丘状の盛土の縁辺部に77基の組石を配置し、長径48.5m、短径39.1mの楕円形に造られています。環状列石及びその周囲からは、円盤状石製品が約 250点出土し、環状列石に関連する祭祀・儀礼用の道具と考えられています。本遺跡の周辺には環状列石がないため、広域にわたる複数の集落によって構築、維持、管理された祭祀場と考えられ、精神文化の発達を顕著に示します。環状列石の後背には岩木山を望むことができ、冬至の日には山頂に太陽が沈むとされます。