世界遺産と無形文化遺産
御所野遺跡
ごしょのいせき
主情報
- 記載物件名
- 御所野遺跡
解説
墓域と祭祀場を中心とした拠点集落跡
詳細解説
馬淵川沿いの段丘上に立地する拠点集落跡です。東西に長い台地の中央に墓域と祭祀場である盛土が形成され、その東西に大・中・小の竪穴建物や貯蔵穴からなる居住域が広がります。墓域は、複数の石を組んだ配石遺構が環状に分布し、その外側に掘立柱建物が配置されます。盛土からは、大量の土器や石器とともに、焼けたシカ・イノシシなどの動物 骨、クリ・トチノミなどの堅果類、土偶、土製品、石製品など の祭祀的な遺物 が出土し、火を用いた祭祀が繰り返し行われたことを示しています。内陸の河川流域における生業と精神文化を示す重要な遺跡です。