世界遺産と無形文化遺産
向墓山古墳
むこうはかやまこふん
主情報
- 記載物件名
- 向墓山古墳
- 写真提供
- 羽曳野市教育委員会
解説
詳細解説
墓山古墳の後円部東側に造られた方墳。墓山古墳の外堤に墳丘の西側5分の1と濠をくい込ませるように配置され、墓山古墳の外堤と墳丘裾をつなぐ渡り土手が設けられる。さらに、墓山古墳の後円部中心から東南東に放射状に延ばした直線に墳丘主軸線を沿わせて造られたものと推測される。墳丘の位置と主軸線の方向から、墓山古墳と関わりの深い古墳と考えられる。
墳丘長は68 m、高さは10.7 mを測る。墳丘は2段に築かれる。墳丘の西側と北側の一部には濠が巡るが、埋没保存されている。円筒埴輪、形象埴輪が出土する。築造時期は中期中葉と考えられている。