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宮城県
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))笹森家住宅屋敷社鳥居宮城県角田市角田字町64-1
屋敷社本殿の正面に建つ鳥居。石造の春日鳥居で、内転びに立つ独立柱を貫で固め、貫中央に額束を立て、柱頂部に島木と笠木を載せる。島木と笠木は一材から造り出したもので、全体に強い反り増しを持つ。小社には珍しい精巧な細工の石鳥居で屋敷景観をつくる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))笹森家住宅屋敷社本殿宮城県角田市角田字町64-2
敷地北寄りに東面して建つ屋敷神の本殿。一間社流造板葺で身舎は丸柱、庇は角柱で頭貫で固め、組物は出三斗で庇に手挟を付し、軒は二軒。三方に刎高欄付縁を廻らし、脇障子を建てる。壁にケヤキの一枚板を嵌め、中備の蟇股や妻飾など彫刻を付した上質な小社。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))笹森家住宅庭門及び塀宮城県角田市角田字町63
主屋への通路と南庭を画す庭門及び塀。庭門は通路に東面して建ち、反りのある切妻造鉄板葺の腕木門。持送に絵様繰形を付す。塀は両下造鉄板葺で、絵様繰形付き持送で桁を受け、柱間に竪板を張り、上部に連子を嵌める。敷地構えを印象づける瀟洒な庭門及び塀。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))笹森家住宅表門及び南西塀宮城県角田市角田字町63他
通りに南面する表門と両脇に続き敷地の南・西辺を画す塀。表門は反りの強い切妻造銅板葺の屋根とする腕木門で、正面に袖壁を張出す。軒は二軒で、門口に重厚な板扉を吊り、欄間、懸魚、持送に彫刻を施すなど装飾豊富な門。塀とともに通りの歴史的景観を形成。