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和歌山県
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蓮華定院塀和歌山県伊都郡高野町大字高野山字一心院谷700
山門の西側に続く折曲延長40メートルの檜皮葺の塀。柱を一間毎に立て、壁は真壁とし、腰は外を海鼠壁で上部に水切を付す。内は竪板張とする。中央東寄りに通用口を開け、片引板戸を建てる。通りに面して海鼠壁が連なり、重厚な外観が歴史的景観をつくる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蓮華定院山門和歌山県伊都郡高野町大字高野山字一心院谷700
境内南東端に南面して建つ四脚門。切妻造檜皮葺で箱棟に鬼板を飾り、東側に潜戸付袖塀を付す。主柱は円柱、控柱は角柱で三斗を組み、軒は二軒疎垂木。獅子鼻や獏鼻、腰貫上部の牡丹唐草の透欄間など精緻な彫刻を付し、要所の錺金具とともに装飾豊富な山門。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蓮華定院客殿及び庫裏和歌山県伊都郡高野町大字高野山700
本堂の北東に南面して建つ客殿及び庫裏。入母屋造平入檜皮葺で、正面の東寄りに入母屋造の玄関を突出する。内部は東の庫裏、西の客殿からなり、客殿の正面に一間幅の広縁及び濡縁を付して、高欄を廻らす。高野山内における江戸時代の典型的な客殿建築の一つ。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蓮華定院本堂及び護摩堂和歌山県伊都郡高野町大字高野山700
一心院谷の東北側に位置する真言宗寺院の仏堂。境内南西端に東面して建つ、入母屋造平入檜皮葺の本堂の北に棟を切下げ護摩堂を接続し、本堂正面に一間向拝を付す。天保14年大火後の再建で、外壁は漆喰塗仕上の大壁で堅牢につくり、独特な外観を呈する仏堂。